3・11

8年前の今日、我が家の末娘の生後1カ月健診でした。自宅出産でしたので助産院に出向いて健診を受けます。向かう車中で、ここ春日部でも、あの地震を経験しました。道路沿いのブロック塀が波打ち、電柱の電線は大縄跳びの縄のよう。車はバウンドするボールみたいに弾み、これは向かうべきか、引き返すべきか迷いました。
その後、小学校や保育園に子ども達を迎えに走りました。文字通り『走り』迎えに行きました。車は渋滞が予想されたので やめたのですが、気が動転していたのか自転車でも よかったのに、息を切らして走って小学校へ。
子ども達の無事を確認し、一方で電話が繋がらない夫は、『まぁ、何とか生きて帰ってくるだろう』と、彼の逞しさを信じて待ち、夜遅くに家族が揃って安堵したのが8年前という事になります。

元気に産まれてくることが当たり前ではないように、日々いつもと同じ暮らしが出来ることも当たり前ではないと、あの日も、今日も、また改めて思うのです。

お亡くなりになった方、被災された方、今尚 放射線の問題で帰宅出来ない方がいる事、今日 私が、家族が、友達が、いつもの暮らしが出来る事への感謝。たくさんの事に手を合わせ、考える一日です。

助産院 母魂

春日部市の小さな助産院です。 赤ちゃんとお母さん、お一人お一人に寄り添う優しい助産院でありたいと思います。

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